【神社参拝 マナー】なぜ神社に犬を連れて参拝してはいけないのか? その理由は?
神社 仏閣巡り いいですよね
先日近所の神社にお参りに行きました。
すると、あとから来た参拝客が小型犬をリードに繋いでやって来ました。
いつもこういうケースは若干躊躇しますが、ここは重要文化財のある神社。山門は歴史があり立派です。
しかも現在宮司さんはいないので誰も咎める人も居ない。
そこで意を決して、入れませんよと注意したら今回はすんなり答えて踵を返してもらい安堵しました。
たいていは、口論になったりすることも多くこういう状況に辟易します。
年齢が若いとか高齢だとかに関わらず、認識不足の方が多いのかなと感じました。
そこで 神社に犬を連れて行っていいのか 悪いのか 客観的にまとめてみました
・その①:犬・猫・ペットを連れて参拝してはダメな理由
・その②:犬 ペットを禁止していない神社
・その③:他の動物はいいの?
・その④:元々いる野生動物や境内で飼育されている動物は?
・その⑤:その他
・その②:犬 ペットを禁止していない神社
・その③:他の動物はいいの?
・その④:元々いる野生動物や境内で飼育されている動物は?
・その⑤:その他
その⓵: 犬・猫・ペットを連れて参拝してはダメな理由
・動物は不浄だからという民俗学的にも伝わる伝承について
これは、伝承や決まり事としてそう伝わっていますが、いろいろ調べるとそれ以前に木造の建造物 境内に無作為に糞便、小便をしてもらっては困るという当たり前のことを解かり易く やや乱暴に解釈した物だと考えられます。
動物が不浄だから というのはそういう方便にしておいた方が手っ取り早いからというような気もします。
・神社は犬を連れてお散歩しにくる場所ではなく、人と神が真摯に対話する場所です。犬を散歩させたければ公園へ。
・人間と動物では、生死の循環が違う。
人間と動物では死後に向かう場所 魂の循環している仕組みが違います。
簡単に言いますと 人間は天へ 動物は地へ向かいます。
・神社というのはいわば神様の家です。 目上の大先輩 しかも神聖なお家へ 突然犬を連れて挨拶もせず ずかずか入り込んでいくのと同じです。
あなたが逆に神様の立場だったらそんな失礼な人の願い 聞いたり叶えますか?
その②:犬 ペットを禁止していない神社
・そういった神社もあります。境内の入口に参拝出来ます という立札が立っています。そういった神社は本殿が木造建築ではなく、入り口に社務所があり何かあった場合はすぐ対処できる環境になってます。
SNSで連れて参拝している人の写真観たから大丈夫 という判断基準でここは良いと判断は危険です。
解らない場合は動物と一緒に鳥居をくぐる前に、先に人間だけ社務所へ行き宮司さんに確認してください。
基本的に何もアナウンスしていないとこは全てダメだと思っていいと思います。
・三峯神社は狛犬が狼の姿をしています。大口真神をお祀りしています。
おおかみ信仰であるからといって 犬を祀っているわけではありません。
正式に令和元年七月一日よりペットを連れ込むのは禁止する旨を告知しています。
また盲導犬に関しましては参拝可能らしいので三峯神社さんへお問い合わせください。
元は狼だったんですが、それは1900年以上前の話
狛犬もそうなんですが、既に動物ですらありません。
その③:他の動物はいいの?
・犬がダメ 猫もダメ 抱えて、抱っこしても入れません そうアナウンスしている神社も良く拝見します。
犬以外ならいいだろうというのは無いハズです。
その④:元々いる野生動物や境内で飼育されている動物は?
・よく見かけるのは境内で神社が、又は宮司さんが境内敷地内で鶏、鳥、鯉、亀を飼っているケースを拝見します。
鶏は天の岩戸を開ける 太陽を蘇らせるために鶏が鳴いたという神話に基づいています。
境内で飼われているのはオッケーです。そこの住人です。 しかし神社で犬を飼っているのはあまり無いケースだと思います。
・境内に野生の動物が現れた場合。
これもレアケースですが、この場合人が連れてきたわけではなく偶然であれば問題ありません。むしろ珍しい光景を見れてラッキーかもしれませんね。
神社の境内で虫 トンボ を見た場合 とても良い事が起こると言われてますので、そこでお祈りしましょう。
その⑤:その他
神社参拝の作法 マナー等についてはこちらを参考にしてください。
注意点 補足ですが、
・鳥居をくぐる前に軽くお辞儀をしてお邪魔しますという感じで境内に入りましょう。
・冬場等はマフラーを首に巻いたりしますが、外した方が神様的から見ると好ましいようです。
・帽子は男女問わず脱帽が基本 目上の人の前に立つつもりで。
・参拝時に賽銭箱の横に荷物台が置いてあったりします。手荷物や肩下げバック、リュックサックは下してここに置いてから参拝する方が良いです。
神前は 目上の方の前であるという意識で参拝することをおススメします。
せっかく遠路はるばる参拝に来たりしてますので、その参拝のルールを確りとした方が当然良いです。
叶えたり 聞いてくれるはずの願いが届くか あまり相手にしてもらえないかは参拝される方次第であると思いますので、神様から見て 確りしてるな 律儀だな 気持ちがいい人だなと思われるようでありたいですね。